志と恩返し

日本とは、どういう国なのでしょう。
歴史書や、明治時代に来日した異国人が描き出したような心温まる国でしょうか。
礼節や恥を知り、公を尊び、過度な私利私欲を戒め、貧しくとも共に助け合える。
「おかげさまで」という言葉を本当の意味で使うことが出来るような〜
それとも、私利私欲のみが旺盛で、責任転嫁が目立つような世知辛い国でしょうか。
歴史や伝統をないがしろにし、礼節や恥という概念を捨て去り、公という精神を食い物にする。使いきれない程の物を湯水のごとく捨ててしまうような〜

初めまして。当会事務局長の藤村です。
この度、同志たちの協力を得て、2号議案を実行に移すことに致しました。
名称は、「志と恩返し」です。発起理由は以下の二つの思いです。
一つは、日本の現状がいかなるものなのか。それを作り出してきたのは、この私以外の誰かの責任だけなのであろうか。
もう一つは、自分をここまでに成功させてくれた、人、板橋、ご縁への恩返し。

私の成功は、己の手によってのみ成し得たことだろうか。…一人問うに、甚だ心もとなき限りであります。あの出会いがなかったら、ああいう境遇にいなかったら…等々。
この国の現状を憂えることは簡単ですが、私たち自身が責任を持って変えていかなければならないでしょう。その時代に生きる人類として。
また、ご恩は返しきれる物ではありませんが、返さなければなりません。この板橋に、社会にと、そう思うのであります。

僅かではありますが、私をここまでに育ててくれた有形無形の資産を元に、ありがたい同志たちの資産もお借りして、「この社会、時代をもっと美しくしていきたい」という志を持つ学生の方々の勉学を支援させて頂く準備が整いました。
青雲の志を持ちながら、その志を埋没させ兼ねないこの時代は、私達にとっても不幸な時代であります。志を持つ人は往々にして、不遇な境遇にあるものです。
我々は、せめてもの恩返しとして、そういう不遇な境遇の一隅を照らす存在でありたいのです。そういう存在たろうとする事が、私達の喜び、誇りでもあるのです。
そしてまた、その活動を糧として私達自身も志を持ち、この国を世界中の人、皆が住みたくなるような、あらゆる意味で美しい国にしたいのです。この板橋を起点として。そして、世界へという思いで。
小さな規模のため、限られた人数しか支援することが叶いませんが、是非ともふるって御応募下さい。

一同、心からお待ちしております。
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